『あまちんは自称♂』とは
『あまちんは自称♂』は寺井赤音によるラブコメ漫画である。『マガジンエッジ』(講談社)で連載中。見た目と性別がずれている♂によって周りの人間が翻弄され、さらには読者をもトリックアートのような世界に引き込んでしまう物語である。
『あまちんは自称♂』1巻のあらすじ・見どころ
『あまちんは自称♂』の登場人物
甘澤こころ
高校1年生。容姿は誰が見ても疑いようのない美少女だが自称男で学校ではいつもスカートではなくズボンを履いている。周りからはあまちんと呼ばれている。幼馴染の上下タツミのことを溺愛している。好きなものはきな粉とパンダで、スポーツ全般が得意。
上下タツミ
あまちんの幼稚園からの10年来の幼馴染の男子高校生である。あまちんが本当に男かどうかの確証を持っていない。しかし、昔からずっと一緒にいたせいで今となってはあまちんの性別には無頓着。大きなダンゴムシのような見た目をしたオオグソクムシが好きで、わざわざその特集が組まれた雑誌を買いに行く程。
同じクラスの男子達
入学式に自己紹介であまちんに男であることを告げられたが、まだ確証を得られていないため半信半疑。確証は得たいが、夢から覚めたくもないという葛藤に苦しんでいる。
甘澤きらら
あまちんの母。アパレル関係の会社であるAMASAWAグループの代表を務める。あまちんとは対照的に、短髪で男勝りな性格。新商品ができると1度あまちんに意見を求めるようにしている。
汐見礼
クラス委員長の女子生徒。あまちんの『勃つわー』という口癖に過剰に反応してしまう。そのためあまちんに対して苦手意識を持っている。しかし、委員長としてはあまちんを受け入れなければならないと感じており、受け入れる努力をしている。
『あまちんは自称♂』の世界
勃つわー!!
あまちんの口癖。タツミの言動に対する感想として叫ぶ。タツミの無意識なイケメン発言に対して叫ぶことが多い。教室内で初めて発した際はクラスの男子がかなり引いていた。しかし、男子たちもこのあまちんの口癖にも徐々に慣れてきてそれ以降は自然に受け入れるようになってきた。委員長はこの発言に対して相当な嫌悪感を示していたが、あまちんに恋心を抱き始めてから聞くたびにドキドキするようになる。
俺、オスなんで
あまちんの自己紹介での締めのセリフ。あまちんがこのセリフを放った後、教室は静まり返った。タツミは騒ぎにならなかったことに驚き、そしてホッとした。しかし、しばらくの沈黙の後に叫び声が教室のあちこちから出て、パニックとなった。クラスメイト達の葛藤はここから始まった。
オオグソクムシ
ダンゴムシやフナムシなどと同じ等脚類に属している生物である。ダンゴムシのような見た目をしていて、体長は10〜15cmにも達する。タツミは特集された記事が載っている雑誌を買うほどオオグソクムシが好きで、可愛いとまで言う。タツミから1度も可愛いと言われたことがないあまちんはオオグソクムシに対して強いジェラシーを燃やしている。