漫画『いつかティファニーで朝食を』の感想・無料試し読み

漫画を読むなら無料トライアルや試し読みサービスの利用がお勧め!
 
↓↓今ならU-NEXTで31日間無料トライアル実施中!↓↓
 
注意
ZIPやRARファイルの利用は、悪質なウィルスへの感染リスクが大きく、懲役や罰金に処せられる可能性もあるためあまりお勧めできません。 ※文化庁は静止画ダウンロードも違法行為の対象とする方針のためご注意を。
ネタバレにご注意ください
ネタバレが含まれる可能性がございます、ご注意ください。

『いつかティファニーで朝食を』とは

2012年3月から新潮社が発行している月刊コミックバンチで連載がスタートした漫画、『いつかティファニーで朝食を』は恋愛グルメ漫画である。作者はマキヒロチ。現代を生きる女性の生き方や思いを物語の軸としているが、一話一話で登場人物が食べる朝食がキーワードとなっている。漫画に出てくるお店は実在する店舗ばかりなので、作品の最終ページには店舗情報も掲載されており、漫画を読んだ後に思わず足を運びたくなってしまう面白さも持ち合わせている。

『いつかティファニーで朝食を』のあらすじ・魅力

女性の人生にはいくつかの分岐点があり、それぞれの年齢でそれぞれの立場に悩むものです。その中に30歳を目前に控えたアラサーと呼ばれる女性たちがいます。『いつかティファニーで朝食を』は、アラサー女性の結婚、出産、仕事に対する理想と現実のギャップに悩む現代女性たちの気持ちをリアルに描いている作品です。

物語はアパレルメーカーに勤める主人公、佐藤麻里子(以下、麻里)を中心に高校時代の同級生である4人の女性のそれぞれの悩みや人生の分岐点を描いています。BARの店長として働く典子、ヨガインストラクターの里沙、2人の子どもを育てる主婦の栞は、それぞれに「このまま30歳を迎えていいのだろうか」という漠然とした悩みを持っています。4人がそれぞれに違う人生を生きており、どの登場人物もどこにでもいそうな普通の28歳の女性たちです。そのため、登場人物に感情移入しやすいのが魅力の1つといえるでしょう。

独身で仕事をする女性にも、結婚し子育て中の女性にもハマる内容になっています。同じ女性として思わず「わかる」とうなずいてしまい、涙してしまうシーンも多数あるのです。特に、家族の話が泣けるツボです。4人とも実家を出て親と離れ離れになっているからこそ感じる、親の優しさや親への感謝が随所に散りばめられています。何歳になっても親と娘の関係は変わらないと気づかせてくれるでしょう。

そして、もう1つの魅力はタイトルにもある「朝食」です。朝食は本作品のキーワードとなっています。映画『ティファニーで朝食を』の冒頭の朝食シーンが好きであること、そして、幼い頃から母親が『目がおいしいと嬉しいでしょ』と毎朝テーブルに乗りきらないほどの朝食を用意していたことから、麻里は朝食に対する思いが人一倍強いのです。その証拠に、物語の中で登場人物たちが大事なことを決断するときは朝食中のシーンが多く見られます。ゆっくり朝食を食べながら自分の気持ちに正直になり、気持ちの整理をつけるさまが物語のキーポイントになっているのです。さらに、注目してもらいたいのは登場人物が食べている朝食がすべておいしそうなことです。食べている登場人物の食レポも分かりやすいため、読者の食欲をそそります。この漫画を読むと、食事はただ栄養を摂るだけのものではなく、誰とどこで何を食べるのかが大切だということを改めて実感するはずです。

『いつかティファニーで朝食を』の印象的なエピソード

1巻1話:麻里の理想の朝食を求める日々が始まる

アパレルメーカーに勤める佐藤麻里子は、7年間付き合っている編集者の創太郎と同棲中です。しかし、創太郎の仕事の忙しさから2人は少しずつすれ違っていきます。一緒に過ごす時間もなく、朝食だけは一緒に食べようと2人で交わした約束も守らない創太郎に対し、麻里は嫌気がさしていました。麻里が大切な時間としてきた朝食も、コンビニのおにぎりやパンで済ませてしまうほど麻里の心は荒んでしまいます。

とある日曜の朝、麻里が起きると創太郎は着替えもしない状態でベッドに寝ていました。カーテンを開け、創太郎を叩き起こして朝食を勧める麻里ですが、朝方までお酒を飲んでいた創太郎は朝食を口にしません。すると、我慢していた麻里の不満は爆発します。創太郎に今まで我慢してきた不満をぶつける麻里。うんざりとした表情で『朝メシくらい妥協してくれよ』と言う創太郎に、麻里は『ずっと妥協してたら気づいちゃったんだよね。私、創太郎がいなくても全然平気なんだって』と返します。別れのフラグが立った瞬間でした。

そして、麻里はかねてからの友人で相談相手でもある高校の同級生の典子、里沙、栞に『今週末会いたい』と声を掛けます。しかし、それぞれに忙しい生活を送る3人は『夜は厳しい』との返答でした。そこで、考えた麻里は『じゃあ朝は!?行ってみたいカフェがあるの!』と、かねてから気になっていたカフェのモーニングに誘います。集まった3人に一部始終を話し、創太郎の愚痴が止まらない麻里。そこへ、注文していた朝食が運ばれてきました。サラダが新鮮でドレッシングがおいしいサラダボウルや、フワフワのバンズにジューシーなパティのハンバーガー、トロトロスクランブルエッグのサンドイッチを口いっぱいに頬張る4人の幸せそうな表情が印象的なシーンです。そして、麻里は気づくのでした。『私、自分の気持ちに逆らいたくない』と。その夜、麻里は大好きな映画、『ティファニーで朝食を』を観ながら創太郎に別れを告げます。こうして、麻里の理想の朝食を求める日々を描く物語が始まったのです。

店舗情報
店舗名:GOOD MORNINNG CAFÉ(グッドモーニングカフェ)
店舗住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷1-20-3 バルビゾン11号館1階
営業時間:7時~24時
エピソードに登場したメニュー:サラダボウル・ハンバーガー・アサイーボウル・サンドイッチ
食べログURL:https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13181946/

2巻5話:実家の犬みかんとの別れ

年末年始で実家に帰省した麻里を待っていたのは、実家の犬みかんです。みかんは14歳のおばあちゃんワンコです。散歩に出かけても、すぐに疲れて座り込んでしまうみかんを抱えて歩きながら麻里は14年の人生を振り返ります。そして、変わらない故郷に感謝するのでした。大晦日の夜、麻里は『みかんが亡くなったら新しい犬を飼おう』と言った兄と喧嘩してしまいます。兄は『お前は母さんにみかんを押しつけて、たまに帰ってきたらみかんみかんと騒いで都合が良すぎる』と怒って帰ってしまうのです。

真夜中、目覚めた麻里が目にしたのはリビングでみかんと一緒に横たわる母でした。驚く麻里に、母は『最後まで、完全にまぶたが落ちるまでみかんの瞳の中にいたくて』と話します。みかんは麻里を待っていたのではないかと言う母に涙が止まらない麻里。みかんはそのまま息を引き取ります。

翌朝、『あけましておめでとう』と言うテレビに対し、複雑な気持ちの麻里は朝食に手をつけません。そんな麻里に母はおせちを勧めます。『こんな時に朝食なんて食べられるわけない。しかも、おせちだなんて』と麻里は箸が進みません。しかし、母は『残された人はご飯たべなきゃいけないの。ふとした時に寂しいって気づいた時におなか減ってたらふんばれないがね。だから朝ごはんはうんと食べないとね』と泣きながら食べます。その姿を見て、麻里も『私も食べなきゃ』と泣きながら食べるのでした。涙なくしては読めない話の1つです。ハンカチの準備を忘れずに。

2巻12話:子育て中のママは反省して泣いちゃうかも

2人の男の子を育てるママ、栞は4人の中で唯一の既婚者です。長男リヒトは要領が悪く、のんびりとした性格でいつも栞を怒らせています。もともと、おっとり者だった栞がリヒトを叱りながら子育てに奮闘する姿に、他の3人は『女は母親になると変わるね』と驚きを隠せません。そんな中、リヒトが何をするにも栞の了解を得る様子に違和感を覚える栞の旦那、善美は『リヒトには厳しくしすぎたのではないか。もっとのびのび育てるべきでは』と栞に問います。しかし、栞は『私だって厳しくしたくてしているわけではない、リヒトのためだから』と一喝するのでした。

ある日、栞は友人の個展に出向くことになります。その際、出かける直前でリヒトが植木鉢を落としてしまうのです。お出かけ用の服も汚してしまい、『5分以内に片付けなさい』と怒鳴る栞に泣きながら、『ごめんなさい』と謝るリヒト。時間がない栞はイライラしながら、携帯電話が手元にないことに気づきます。携帯電話を探している最中、今度は栞が善美の大切にしていたオブジェを壊してしまうのでした。一部始終を見ていた善美は『お前はリヒトのこと言えるのか。夫から言わせてもらえばお前もアイツと同じくらいどんくさいんだぞ』と栞に声を掛けます。

個展からの帰り道、栞の母親から電話が。元気のない様子の娘に気づいた母にどうかしたのか聞かれ、『出がけにぐずぐずしてたら善美さんに怒られちゃって』と答える栞に対し、『あんたは昔からのんびりしてる子だったからねえ』と、母は笑います。さらに、『リヒトは昔のあなたにそっくりよ。いいトコを伸ばしてあげなさい』と母は栞に伝えました。

電話の後、考え込む栞に、リヒトは『ママは僕のことキライ?』と尋ねます。驚く栞に『いつも怒らせてごめんなさい』とリヒトは続けるのです。栞は、自分が小さいときにのろまだと怒られていたこと、リヒトにはそういう人間になって欲しくないと思い過ぎていたことなどを話し、『嫌いなわけないじゃない。ママこそごめんなさい』と謝り、リヒトを抱きしめます。この話を読んで、自分と重ねて涙するママも多いのではないでしょうか。

店舗情報
店舗名:まちのパーラー
店舗住所:東京都練馬区小竹町2-40-4 1階
営業時間:[水~日]7時半〜21時[月]7時半〜18時
エピソードに登場したメニュー:トーストセット・ほうれん草とリコッタチーズのキッシュ
食べログURL:https://tabelog.com/tokyo/A1321/A132101/13126515/

3巻13話:いよいよ麻里の恋が動き出す?!

一人暮らしを始めて1年が経ち新生活にも慣れた頃、麻里の物語が動き出します。職場に新入社員、菅谷が入ったのです。愛想がなく、何を考えているか分からない菅谷の第一印象は最悪でした。ある土曜日の朝、会社の後輩が教えてくれたタイ料理屋で麻里は菅谷に偶然会います。メニューが多くて決められない麻里に、菅谷はおすすめメニューを教えてくれるのです。そして、2人はメニューをシェアすることになります。ナスが甘いグリーンカレーや、たまごがふわふわのカニのカレー粉炒めなど、菅谷のおすすめメニューを麻里は幸せそうに食べるのでした。食事中、麻里はもともと大きなブランドのメーカーにいた菅谷がなぜうちの会社に来たのか、うちよりも前の会社の方が楽しかったはずなのにと問います。菅谷の『楽しいかどうかで仕事を選んでいないんで』という返答に麻里は考えさせられるのでした。

2人はそのまま休日出勤に向かいます。その電車内、整理されずゴミだらけの麻里のカバンを見て、『失礼ですけど、佐藤さんモテないでしょ?』と笑う菅谷に『うん』と即答する麻里。菅谷は『佐藤さん、気強いくせにぬけてておもしろいですね』と笑顔で話し続けます。麻里の心が動き出した瞬間でした。くすんでいた麻里の世界が色づいたような、麻里のときめいた表情が印象的なシーンです。

店舗情報
店舗名:J’s Store (ジェイズ ストア)
店舗住所:神奈川県横浜市中区末吉町1-23 ボナールイセザキ1F
営業時間:24時間営業
エピソードに登場したメニュー:ナスのタイカレー・カニのカレー炒め
食べログURL:https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140104/14033554/

3巻17話:ショック!菅谷に彼女がいた

2人の距離も縮まり、仕事中冗談を言うようになった麻里と菅谷は他店舗のヘルプで名古屋へ出張に出向きます。菅谷はそこでも他のスタッフから『菅谷さんって無愛想だけど意外と優しい』と評判です。しかし、『えーそんなことないよ』と素直になれない麻里は否定します。そんな中、2人は出張先でモーニングを食べに出かけました。名古屋の小倉トーストを頬張る麻里に、菅谷は『佐藤さんっておいしそうに食べるからいいですよね』と声を掛けます。続けて、麻里の仕事ぶりを褒めるのでした。菅谷が自分の仕事を見ていてくれたことに心の中で麻里は喜びます。『誰かといてこんなに楽しいのっていつぶりだろう』と、菅谷といると自然に笑える自分に麻里は気がつくのです。

しかし、帰り道、お土産店に寄った菅谷が買ったのは2箱の焼売。麻里が『なんで2個も買うの』と聞くと『俺と彼女の分です』との返答が。菅谷に彼女がいたことを知った麻里は『ふーん』とへこんでしまいます。おそらく読者も同じようにガーンとしたのではないでしょうか。このシーンの真っ暗な背景が麻里の心を物語っていると感じます。

菅谷への気持ちが恋だと認めたくない麻里は努めて明るくハイテンションに振る舞いますが、高校時代からの友人、里沙と典子は麻里に好きな人ができたことに気づきます。『絶対違う』と焦る麻里に、『それは恋でしょう』と詰め寄る2人。『恋ってどうやってするんだっけ』と麻里は考え込むのでした。

店舗情報
店舗名:ラディッシュ
店舗住所:愛知県名古屋市中区千代田3-17-11
営業時間:7時~17時半頃まで
エピソードに登場したメニュー:小倉トースト
食べログURL:https://tabelog.com/aichi/A2301/A230105/23007875/

5巻23話:食べることが祖母孝行

お正月に帰省した麻里を待っていたのは母が用意したお見合い写真でした。母の誘いを断れず、会社の後輩公子を連れて婚活セミナーに参加します。しかし、他の参加者とのモチベーションの違いに戸惑う麻里は『結婚って無理やりするものなのかな』と悩むのでした。そんな折、麻里の82歳の祖母が友人の告別式で東京に訪れることになります。麻里の家に泊まらせて欲しいと言うのです。そこで、麻里は母に結婚するよう勧められていることを話します。祖母は、『麻里ちゃんには結婚して幸せになって欲しいとも思うけどおばあちゃんは結婚が全てだとは思ってないから』と返すのでした。

翌朝、麻里は祖母を朝食に誘います。おいしそうに朝食を食べる麻里を見て、嬉しそうに微笑む祖母。『食べることが孝行になるってすごいことだよな』と麻里は思うのでした。その後、東京観光をして喜ぶ祖母の姿を見て、『おばあちゃん、小さくなったな』と感じ、『お婆ちゃんとこうして出かけるのも最後かもしれない』と、麻里は胸が締め付けられます。本当は私に地元で落ち着く人生を望んでいたのではないかと麻里が考えていると、祖母が言いました。『東京で一生懸命働く麻里ちゃんはかっこいいね。お婆ちゃん憧れちゃうよ』と。『麻里ちゃんが麻里ちゃんらしく生きるの、おばあちゃんは応援してるかんね』という祖母の言葉に麻里は泣いてしまうのでした。麻里が、結婚してもしなくても堂々としてればいいのだと気づかされた場面です。

店舗情報
店舗名:チリパーラーナイン
店舗住所:東京都千代田区九段南3-7-12 九段玉川ビル 1F
営業時間:[月~金]8時~22時[土、祝日]9:時~18時
エピソードに登場したメニュー:チリビーンズライス・チリビーンズトースト
食べログURL:https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130904/13148614/

5巻25話:里沙、父との思い出

里沙が5歳のときに里沙の両親は離婚しました。原因は父の浮気です。そのため、母が女手1つで里沙と里沙の姉リエを育ててきました。父とはずっと疎遠でしたが、里沙が高校3年生のとき祖父の葬式で再会します。それから、ときどき連絡をしてくる父を里沙は疎ましく思っていました。一方、結婚が決まった里沙は彼氏である米谷の実家へ挨拶に行くことになります。そこで、立派な家と仲の良い米谷家を見て複雑な気持ちに。里沙は、米谷と米谷の両親に『父とは連絡を取っていないので、今どこにいるかもわかりません』と嘘をつくのでした。

ある日、里沙はリエと2人で父の家を訪れることになります。リエが妊娠し、再婚が決まったからです。お金のない父と内縁の妻である夏子が20年以上暮らすその家は古く、米谷の実家と比べて、まるで違うことに自然と里沙は無口になります。そんな里沙の思いに気づかず父は、リエのお祝いにと近くの食堂に行こうと誘うのです。その食堂は父が昔リエと里沙を連れてよく行っていた店でした。『2人とも永井食堂のモツ煮込み好きだっただろう』と嬉しそうに話す父に、『別に好きじゃない。お父さんが勝手に連れて行ってたんでしょ。それにお祝いで食堂ってどうなの』と里沙は冷たく答えます。父は悲しそうに、『そうだな』と食堂に行くことを諦めるのでした。その後、里沙は夏子から父が2人を最後まで育てられなかったことをずっと後悔していると聞かされます。

帰り道、『一緒に行ってあげればよかった。人の気持ちがわからないのは私だ』と後悔する里沙。そこで、リエが『明日2人で行ってみる?』と誘い、朝食を食べに永井食堂へ足を運ぶのでした。もつ煮込みを食べながら、米谷の家を羨んで父のことを隠した自分が嫌になると里沙は泣き出します。面倒臭くてうっとうしいが、やはり父のことが好きだと気づいたのです。里沙とリエは『離れていても家族って家族なんだね。同じものを食べて育ったんだもんね』と微笑みます。そして、米谷と会った里沙は『今度会ってほしい人がいる』と告げるのでした。クールな印象の里沙がもつ優しさを感じられる一話です。

店舗情報
店舗名:永井食堂
店舗住所:群馬県渋川市上白井4477-1
営業時間:[平日] 9時~18時 [土]9時~15時
エピソードに登場したメニュー:レディースモツ煮込み定食
食べログURL:https://tabelog.com/gunma/A1004/A100401/10000040/

9巻47話:結婚式前の親の気持ちを考える

結婚式を翌日に控えた里沙は、父を誘ってラーメンを食べに行きます。結婚式の打ち合わせをするためです。そこで、父に『和江(里沙の母)に感謝しなくちゃな』とつぶやきます。父が挙式に出ることを承諾してくれたからです。『リエと里沙をまっすぐ育ててくれて本当に感謝してるんさ。和江には頭が上がんねえよ。あんな母親になりなよ』と父は里沙に伝えます。家族のありがたみを感じながら、婚姻届を提出する里沙なのでした。女手1つで子育てをしてきた母が、末娘の結婚式を翌日に控え、どんな思いなのかと考えると胸がいっぱいになります。

店舗情報
店舗名:らーめん芝浜
店舗住所:群馬県桐生市相生町1-303-1
営業時間:7時~13時(麺切れ終了)
エピソードに登場したメニュー:米朝のしょうゆ・枝雀の塩

9巻51話 夫婦の在り方を見つめ直す

里沙の結婚式に家族で出席することになった栞は、里沙の幸せそうな笑顔を見て、嬉しい反面、自分は本当に人を好きになったことがあるのだろうかと考えます。なぜなら、栞は付き合ってすぐに善美にプロポーズされ、すぐにリヒトが生まれたため2人きりの結婚生活がなかったのです。『恋がしたい』と騒ぐ麻里に対して、これから恋ができるなんて羨ましいとさえ思ってしまいます。そんなとき、善美から『子どもたちを実家に預けて、たまには2人で旅行でも行かないか』と誘われ、突然の誘いに戸惑いつつも栞は喜ぶのでした。

2人は香川県にうどんを食べに行くことになり、2人で観光する中、『ずっと一緒にいられますように』と神社でお願いする若いカップルとすれ違います。『私も昔はあんなこと思ってたのかな。ずっと一緒にいたいなんて思う暇なく一緒にいて、善美さんは恋してた?』と心の中で栞は問いかけるのでした。

その夜、食事を終えた席で善美は『麻里ちゃんや典ちゃんみたいな自由に生きている友達と付き合いながら、よく僕や子どもたちの面倒を見てくれてるなって。いつもありがとう』と栞に告げます。善美がそんな風に考えてくれていたことを知り、照れる栞は『私は恋を知らないんじゃなくて忘れてたんだ。これからも恋はできる。何度でも』と気づくのでした。夫婦にはそれぞれの夫婦の在り方があることを考えさせられます。夫婦だからと言って、その関係に甘えるのではなく感謝や思いを言葉にするのは大切だなと感じる一話です。

店舗情報
店舗名:西端手打 上戸
店舗住所:香川県観音寺市豊浜町箕浦974-1
営業時間:6時~15時※売り切れ次第終了
エピソードに登場したメニュー:かけうどん・冷ぶっかけ

12巻(最終巻)61話:典子のニューヨークでの恋の行方は

BARで雇われ店長をしていた典子は30歳を機に、兼ねてからの夢であったニューヨークに語学留学することを決めます。周りは反対しましたが、麻里、里沙、栞は自由奔放の典子らしいと背中を押すのでした。ニューヨークでの生活中、典子は同じアパートに住む日本人、市村と出会います。コインランドリーで見かけてからずっと気になる存在であった市村にドーナツ屋で声を掛けると、『アパートやコインランドリー以外で会うなんて珍しいですね』と市村も同じように自分を知ってくれていたことに典子は喜ぶのでした。

しかし、連絡先を交換し、調べてみると市村はインスタのフォロワー数4,000人という現地では有名な日本人だったのです。一方で、自分はただの学生。同じアパートに住んでいるというだけで勝手に同じステージに立っているつもりでいた典子は、その差に落ち込むのでした。自分は今まで何をしてきたのか、ニューヨークまで来て一体何をしているのだと典子の悩む姿で物語は終わっています。それぞれに進み出した4人の人生が今後どのように展開していくのか目が離せません。

店舗情報
店舗名:Dough Doughnuts(ドードーナツ)
店舗住所:14 W 19th St, New York, NY 10011 アメリカ合衆国
営業時間:6時~20時
エピソードに登場したメニュー:レモンボビー・ハイビスカス

『いつかティファニーで朝食を』の登場人物

佐藤麻里子

アパレルメーカーに勤める。独身。朝食をこよなく愛する女性である。7年付き合った彼氏、創太郎と3年間同棲し破局する。仕事は楽しいが毎日の生活がマンネリ化し、このままでいいのか悩んでいる。恋愛に関しては素直でない一面があり、好きな相手にぶっきらぼうに接してしまい誤解を招くことも。社内では何でも相談できるお姉さん的存在。

阿久津典子

BARで雇われ店長をしている。独身。可愛いルックスと甘え上手な性格で男性にモテる。自由奔放で小悪魔的要素もあり。BARのオーナーと不倫中。

那須栞

2人の子どもをもつ主婦。大学卒業後、すぐに結婚し今に至る。おっとりとした性格。4人の中で仕事の話題が出ると疎外感を感じている。4人の中で唯一の既婚者であり、独身の4人を羨ましく思うことも。

新井里沙

ヨガインストラクターをしている。独身。自分にも他人にも厳しいストイックな性格である。浮いた話がほとんどない。4人の中で一番のしっかり者。

菅谷 浩介

新入社員として麻里の会社へ。前の会社は大きなブランドメーカーだった。無愛想だが、優しい一面も。麻里とはともに朝食が好きなことで意気投合し、仕事仲間として打ち解ける。長く付き合っている彼女がいる。

伊達 公子

麻里と共に働く後輩。麻里の良き理解者である。長い間片思いをしている。

高浪 啓太

空間デザイナー。台湾旅行先で麻里と出会う。その後、日本で再会し、麻里と付き合うこととなる。菅谷とは前の会社で知り合いだった。

吉田創太郎

7年間麻里と付き合い、3年間の同棲を経てすれ違いを理由に別れることに。漫画雑誌の編集者として働いていたが、営業部へ異動する。別れたあともしばらくの間、麻里を引きずっていた。

サチ

美容師。菅谷の彼女である。男まさりのさっぱりとした性格。

百々オーナー

典子が店長を務めるBARのオーナー。典子と不倫中。

『いつかティファニーで朝食を』の世界

ティファニーで朝食を

1961年のアメリカ映画。ティファニーで朝食を食べるご身分に憧れる女性、ホリーをオードリー・ヘプバーンが演じる。本作では、主人公麻里の大好きな映画である。麻里は冒頭でホリーがティファニーのショーウィンドウを覗きながら朝食にデニッシュを食べるシーンに憧れている。

麻里の家のテーブルセット

チーク材でナチュラルな雰囲気の1人掛け用のテーブルセット。創太郎と別れて一人暮らしを始める際に購入。大事な朝ごはんを食べるテーブルだからと奮発した。

朝食会

麻里、典子、栞、里沙の4人で朝集合し、朝食のおいしい店に行く会のこと。

三十路の魂百まで

何歳になっても今と変わらず、4人で仲良くしていこうという4人が作ったことわざ。

ZIP・RAR・漫画村をおすすめしない理由

違法サイトに注意!
違法アップロードや、それをダウンロードすることは「法律違反」です。懲役や罰金など、刑事罰の対象となるおそれがありますので絶対にやめましょう。