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『ミガワリメーカー』とは
ミガワリメーカーとは、月刊少年シリウス(講談社)で連載されていた恩田澄子による近未来SFである。タイトルの「ミガワリ」とは何か?それは読んで字の如く「身代わり」。この世界ではロボット技術が発展しており、その中でも代行ロボットとして働いているものが「ミガワリ」と呼ばれている。その依頼内容は様々である。これはそんなロボットの中でも、特に「風変わり」な女の子ロボットの話である。物語は連作形式で、つながりはあるが基本的に1話完結であり、タイトルには「ミガワリ○○」と、その依頼のミガワリになる人間の名前が入るようになっている。
『ミガワリメーカー』1巻のあらすじ・見どころ
『ミガワリメーカー』の登場人物
7号
本作の主人公である女性型ロボットである。「ミガワリ業」を営み、様々な姿となって実在の人間の身代わりとなる。笑顔で感謝されることが、何よりの喜びであり、自身の存在意義だと思っている。代行ロボットレンタル会社ミガワリメーカーのマスターであり、この仕事は彼女自身が、人間の役に立つために始めたものなのである。姿はいつも「依頼者に頼まれた姿」であり、一つの依頼が終わった後は、次の依頼が入るまでは、その姿で過ごしている。自分の体は工場で「スキャン-組み立て」により作り上げ、AI移行を施し、起動する。この繰り返しである。今は誰かの「そっくり」として生きる彼女も、実は「元の姿」なるものがあった。
ろーど
7号をサポートするロボットであり、いつも顔の書かれたダンボールを被っている男性型である。いつも7号の無茶振りな依頼を工場でこなしている。主にバックアップが担当である。7号とろーどの二体がミガワリメーカーの社員全員となっている。元・労働ロボットであり、ゴミ山にて廃棄されていたところを7号に拾われ、平たく言えばスカウトされ、今の役割に収まっている。依頼をよく選ぶよう7号に進言するが、大体は無視されてしまう苦労人でもある。
『ミガワリメーカー』の世界
ミガワリ
代行ロボットの名称。又はロボットが特定の人間の「身代わり」をすることそのものを指す。作中の時代にこの行為は一般化されており、特別な人間でなくともこのサービスを利用することができ、誰でも利用可能な身近なサービス業となっている。ロボットが依頼人の元に向かい、誰かのミガワリとなって依頼をこなすことによって「ミガワリ完了」となる。
ロボット
作中のロボットとは、人とほとんど姿が変わらない精密な人型ロボットの事である。外見ではロボットと判断することができないほど精巧に作られている。他にも玩具的なデザインのロボットも存在するが、「ミガワリ」をすることができるのは主人公の7号のような「人型ロボット」に限られている。ロボットが一般化していることの弊害としては、人間から安易に廃棄されることが多々あり、いわゆるスクラップ扱いを受けることになったロボットもいる。7号もろーども、自身が人間に必要とされなくなった時が来ることを恐れているが、それが逆に原動力となり、人間に尽くそうとするという面もある。
ミガワリメーカー
代行ロボットレンタル会社。7号とろーどが二体だけで経営している会社である。キャッチコピーは「最新技術でそっくりお届け有事の際はぜひご相談を!」である。7号のボディの組み立てはこの工場で行われており、メンテナンス、AI移行はここでしか不可能である。いうなれば彼らの拠点である。
『ミガワリメーカー』の感想・評価
とても良い
コース さん(40代/男性/個人事業主/独身)
ぺぇ さん(20代/男性/パート・アルバイト/独身)
シュ さん(50代/男性/個人事業主/既婚)
漫画アニメ大好きOSY さん(50代/男性/経営者/既婚)
暁某 さん(30代/女性/専業主婦(主夫)/既婚)
良い
りっき さん(40代/女性/パート・アルバイト/独身)
かみきち さん(20代/男性/正社員/独身)
こま実 さん(40代/女性/正社員/既婚)
ふつう
みすず さん(50代/女性/個人事業主/既婚)
nori さん(40代/男性/正社員/既婚)
飲め美奈子像 さん(40代/男性/正社員/独身)
悪い
69 さん(30代/男性/個人事業主/既婚)
【アンケート概要】
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2018年11月09日~2018年11月19日