『猫ヶ原』とは
猫ヶ原は、講談社から発行しているマガジンエッジで連載開始。作者は武井宏之、漫画のジャンルはアクション。ヒトに飼われ自由を買われ、爪も牙も抜かれた野良が現実を逃避して生きる中、己の意思で地に立つ希有な存在ノラ千代の姿があった。
『猫ヶ原』1巻のあらすじ・見どころ
団子屋でイチャモンをつける客が騒いでいる中、鈴の音を鳴らしながら現れたのは元飼いネコのノラ千代、野良侍としてこの地に足を運んだ武士でした。団子屋が殺伐としている原因は、この辺のネコ地主の傲慢な年貢の取立てです。露骨で過剰な年貢の影響を受けた為、農民は鬱憤が溜まり団子屋で憂さ晴らしをする者も少なくありません。団子屋での愚痴は地主であるシャム近の耳に入り、シャム近は見せしめとして団子屋の娘を処刑することにします。しかし、処刑は決行されませんでした。処刑の場に居たノラ千代が地主であるシャム近を切り捨てたからです。峠の茶屋の場所をシャム近に告げ口した農民は手の平を返し、地主が不在になった屋敷から金銭を強奪しようとします。
『猫ヶ原』の登場人物
ノラ千代
元々は野良の出の元侍。若い時、ヒトに飼われたことがあり、その時についた名前をそのまま使い歳を重ね今もその名前を名乗っている。燃えさかる城の中、主人を守るために敵対するヒトに飛びかかり噛み殺した近ミャの国の伝説のネコ、神殺しのノラ千代の異名を持つ。愛用している刀は、主より授かった武具虎燵。
片耳の片ハチ
地主に仕える取立て屋。複数のゴロつきと一緒に鈴つきのノラ千代に無鉄砲に絡んだが結果、返り討ちに合う。
地主シャム近
城のような立派な屋敷に住んでいる。土地があるのを良いことに、作物を作らせる土地を貸しては武力に物を言わせ高い年貢を取り立てている。仕えていたヒトが戦でノラ千代の仕えるヒトに勝ったため、ノラ千代を従えようとする。
赤武者
昔、ノラ千代が噛み殺したヒト。寝ているときやマタタビを楽しんでいる時に幻として現れるが、ノラ千代に危害を与えることはない。
濃江獅子若
諸国を漫遊しながら悪を斬る正義の美剣士。甘い顔立ちが人気で獅子娘というファンがいる。猫相書きに載っているノラ千代を卑怯な手を使い倒そうとしたが寸前のところで取り逃がし、仕返しされる。
雨村ショー斗
雨村利寛の息子で父親を超えるマタタビ王を目指している柄の悪い猫、うずまき紋がトレードマーク。ノラ千代の刀を奪い襲い掛かるが返り討ちにあう。
『猫ヶ原』の世界
野良
この世界で一般市民のような扱いの猫達のこと。大半が管理された集落に住み、それなりの生活を続けることで野良の意地を忘れている。
峠の茶屋
近隣の農民や旅の者が休憩所にしている飲食店、団子と茶を提供している。この地区を牛耳っている地主シャム近への愚痴を吐き出す溜まり場となっている。
集落
ヒトの手が入りその飼い猫である地主が統治している管轄。不平不満を言う野良が多いが、おこぼれに預かる今の暮らしに楽を覚えた野良がほとんどで、自由を失う代わりにそれなりの富を得て年貢に愚痴を吐き享楽にふけり、現実を忘れて生活をしている野良が多い。
危険道楽
雨村利寛の圧制によって街に蔓延しているマタタビなどの趣向品。これに溺れる野良が後を絶たないため、マタタビを求める奴隷のような野良が増えてしまった。
秘密同心
特別なお上がついている役人、昔からノラ千代を追って捜査をしている。濃江獅子若が仕返しされたことでノラ千代が街付近にいることに気がつき近辺を捜索する。
『猫ヶ原』の感想・評価
とても良い
マルコ さん(50代/男性/正社員/既婚)
匿名花子 さん(20代/女性/無職/独身)
わな さん(20代/女性/無職/独身)
ビースケ。 さん(30代/女性/正社員/独身)
みかん さん(30代/女性/正社員/既婚)
良い
omi さん(30代/女性/個人事業主/独身)
きじとら猫 さん(30代/女性/パート・アルバイト/既婚)
花団子 さん(30代/女性/パート・アルバイト/既婚)
ふつう
イマジン さん(50代/男性/正社員/既婚)
しーらかんすう さん(30代/女性/正社員/既婚)
若菜 さん(30代/女性/専業主婦(主夫)/既婚)
悪い
julia さん(40代/女性/専業主婦(主夫)/既婚)
トミー さん(50代/男性/経営者/既婚)
鬼軍曹 さん(40代/男性/正社員/独身)
【アンケート概要】
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2019年02月18日~2019年03月18日