『ロケハン』とは
ロケハンは、小学館出版の月刊サンデージェネックスで連載されていた漫画作品。作者は陽気婢。ジャンルは映画を撮影する人や演じる人など映画に関わる人々を描いたヒューマンドラマとなっており、映画を通じての男女の恋愛も表現されている。
『ロケハン』1巻のあらすじ・見どころ
ロケハンは映画研究会の映画を上映するところからスタートします。恋愛物のようですが最後の10分でゾンビが出るスプラッター映画になるという内容です。映画は好評でしたが、別の劇団が忙しいという理由で主演女優が抜けてしまいます。その後、監督の植松はインスピレーションが欲しいということで主人公の中井と連れ立って野外にロケハンをしに行くことになります。途中で新作の主演女優になってくれそうな女性に声を掛けつつ下見に行きますが、衛星放送の番組を撮りにきた撮影会社とかち合ってしまいます。
学校まで向かい、校門付近で倒れていた撮影会社のスタッフを介抱しつつ下見ができないかを聞くも駄目だと断られてしまいました。その後、今回お世話になる旅館で荷物を置いていると植松が窓の外を望遠鏡で眺めています。そこには今にも肌を晒そうとする女優と男優が写っており、撮影会社はアダルトビデオの撮影に来たのだとわかりました。植松の機転でAVにゲストとして登場することになった主人公たちは、相手の撮影会社も同じ旅館に泊まるということで親しくなります。AVの制作会社の監督が入院したこと、AVの女優やスタッフと親しくなることで人間関係にも変化が起こり始めます。
『ロケハン』の登場人物
植松 淳
埼京大学の学生で自主映画を制作しており、彼の撮影した映画を上映するところから物語は始まる。映画が趣味でホラー物に造詣が深く、映画関連の話をすると専門用語を話し出して止まらなくなることも。多くの人に自分の映画を知ってもらいたいと思っており、自主製作のビデオテープを布教用に持ち歩いている。作中では現実でも有名な映画の名シーンを真似する場面がしばしば見られる。
中井 智弘
物語の主人公で、彼の視点でロケハンは語られることになる。植松に付き合って自主製作映画を制作しており、映画では主演も務めている。今回ロケハンに行くことになったきっかけは、中井の叔父の住む浦和町の中学校が廃校になったとテレビで聞いたからとなっている。ロケハンの最中に自分が女の子の寝顔が好きだということに気づく。
仁浦 香南
郵便局に勤める女性で、映画の雰囲気にぴったりだということで植松は熱心に勧誘をする。ホラー映画好きでもあり、植松が参考に渡したビデオを夜中に部屋を暗くして見ながらクスクスと笑う場面がある。翌日主人公と偶然会うとビデオの内容を熱心に語り出し、植松たちの自主製作映画に興味を持ってくれた。過去にストーカーに狙われた経験があり、電話やメールや人ごみに恐怖を感じてしまう。
千野 杏沙
中井たちとかち合った撮影会社ピンホールのスタッフで、撮影の準備、車の運転、外の見張りと多くの雑用をこなしている。撮影当日は寝ておらず、見張りをした際には倒れて気を失ってしまい、中井たちに介抱された。監督の志茂川に好意を抱いている。
大石 菜月
撮影会社ピンホールの女優で、役作りとしてセーラー服を着ている。チノの目の下にクマができていることに気づき心配するなど、他人に気遣いをする場面が見られる。主人公の中井を気に入り、アプローチを掛ける。
志茂川 輝
撮影会社ピンホールの監督で神経質な面があり、撮影中の現場に外部の人間が入ってくることを嫌う性格。植松が気に入り、今回のAV撮影ではゲストとして採用している。撮影後、パソコンに向かって作業をしている最中に胃に穴が開いて入院してしまう。
『ロケハン』の世界
ロケハン
ロケーション・ハンティングの略で、意味は屋外で映画の撮影場所を探すこと。物語の冒頭で植松の映画の主演女優が抜けてしまったため、植松と中井はロケハンをしながら映画に出てくれる女性を探そうとする。
奥浦中学校
主人公たちが映画を撮影しに行く学校。現在は廃校舎になっており、学校関係者は誰もいない。撮影会社ピンホールのAVと、植松たちの自主製作映画の舞台になっている。
ピンホール
植松たちとかち合った映画の制作会社で、奥浦中学校にはAVを撮影しにきていた。植松が監督の志茂川に気に入られたため、主人公と合わせてゲストとして撮影に参加している。
ここもあそこもだだ漏れ
ピンホールの女優、菜月が登場するAV。菜月との別れ際に『わたしのビデオ観てたくさん抜いてくださいね』と言われた中井は、ロケハンが終わってからこのビデオを探してレンタルしている。
ねらわれた転校生
奥浦中学校を舞台として植松が書き上げた脚本。主演は仁浦となっている。田舎の学校での青春要素に、生贄の因習という要素を付け加えた作品となっている。
『ロケハン』の感想・評価
とても良い
和菓子好き。 さん(60代/男性/個人事業主/既婚)
ささんか さん(40代/女性/パート・アルバイト/既婚)
ケロロ さん(40代/男性/専業主婦(主夫)/既婚)
ビースケ。 さん(30代/女性/正社員/独身)
名無し さん(50代/男性/個人事業主/既婚)
良い
あゆあゆ さん(40代/男性/パート・アルバイト/独身)
かっちゃん さん(50代/男性/正社員/既婚)
ゆうたん さん(20代/女性/個人事業主/独身)
ふつう
べれおた さん(50代/男性/無職/独身)
センコル さん(10代/女性/学生/独身)
自然大好きさん(20代/女性/個人事業主/独身)
悪い
マユミちゃん さん(30代/女性/公務員/独身)
トミー さん(50代/男性/経営者/既婚)
鬼軍曹 さん(40代/男性/正社員/独身)
かなり悪い
ポプテピピッコ さん(20代/女性/無職/独身)
【アンケート概要】
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2019年01月18日~2019年02月18日