『1122』とは
講談社より出版されている「モーニング・ツー」にて連載中。著者は渡辺ペコで、代表作に「にこたま」がある。夫婦間のセックスレスがテーマだが、夫の不倫を容認する「婚外恋愛許可制度」を採用するという、一風変わったラブストーリーである。
『1122』1巻のあらすじ・見どころ
相原一子は、結婚7年目で、夫の二也との2人暮らし。尊重し合える関係の二也とは仲良しでしたが、一子と二也にはある秘密がありました。それは「婚外恋愛許可制度」。夫の不倫を妻が容認するシステムでした。実は一子と二也はセックスレスで、しばらく性交渉がありませんでした。妻以外の人との恋愛に溺れていく夫の姿を見て、なぜかそれまであまり感じてこなかった性欲が沸き上がってることに気付く一子。そんな中、一子は女性向けの性風俗サービスの情報を耳にし、思い切って予約を入れます。
一方、恋人との恋愛を楽しむ二也ですが、その恋人には夫と子どもがいるのでした。さらに、恋人の夫は既に不倫に気付いていて・・・?大波乱必死の展開となっていきます。
『1122』の登場人物
相原一子
35歳。職業はウェブデザイナーであり、フリーランスでホームページを作っている。結婚をして7年を迎えるが、子どもはいない。怒ると感情的になってしまい、口調がきつくなることを自覚している。20代の頃よりも性欲が薄れてきていることを感じており、性交渉をしなくて済むことにホッとしている。その一方で、いざ夫に恋人ができると、性欲がまた湧き上がってきていることに戸惑っている。
相原二也
一子の夫。出版社で編集者として勤務している。一子と結婚しているにも関わらず、別の恋人がいる。恋人の美月とは、生け花教室で知り合った。美月との逢瀬の翌日は機嫌が良くなり、恋に浮かれている状態となっている。
おおらかな性格で、仕事で多忙な一子が数日風呂に入っていなくても気にしない。妻の体調を常に思いやる優しい所があり、一子に強く責められてもすぐに謝って言い訳をしない潔い性格である。
美月
二也の恋人で、療育に通う子供と、家庭を顧みない夫がいる。子どもが癇癪を起しやすく、育児に行き詰っている。さらに、性格に癖のある義父母との付き合いに辟易しているが、夫は無関心で仕事を続けており、強い不満を持つようになる。
史郎
美月の夫。多忙を理由にして、育児を美月に任せきりにしている。美月に愛情はあるものの、上手に伝えることができず、いつも冷たい物言いになってしまう。
『1122』の世界
婚外恋愛許可制度
結婚相手が他に恋人を作ることを認める制度のことである。別名「公認不倫」とも言う。『木曜日は二也のお花の日、そして第3木曜は月に一度のお泊りの日、夫は今夜恋人と過ごしてる』と一子は心の中でつぶやく。
セックスレス
夫婦でありながら、一定期間性交渉がない状態のこと。一子が行為の際、『行為が嫌だから外でしてきてほしい』と告げたことがきっかけで、セックスレスに陥る。この発言が二也に深刻なダメージを与えたことに一子は気付いていない。
凪
一子が表現した自身の性欲のこと。『ほぼ無風の状態。たまに小さな波紋が広がったりするけど、静かに吸収されていっちゃうの』と友人に語る。『私の凪はいつからだっけ?1年?いや2年・・・?』と自問する様子からは、セックスレスの状態がいつからだったかも覚えていない様子である。
愛
一子が二也に感じている感情のこと。『キラキラルンルンの恋愛感情ではない、ムンムンの欲情でもない、静かで暗くてよく見えなくて、でもそこにはいろんなものが含まれていて、夜の海にも似ているようなもの』と一子は心の中で愛について考える。
『1122』の感想・評価
とても良い
直 さん(20代/女性/正社員/独身)
momo さん(30代/女性/個人事業主/既婚)
みぃこ さん(30代/女性/パート・アルバイト/既婚)
たろ さん(40代/男性/正社員/既婚)
マルコ さん(50代/男性/正社員/既婚)
良い
ゆ さん(20代/女性/学生/独身)
かなえ さん(20代/女性/正社員/独身)
画太郎 さん(20代/男性/正社員/独身)
ふつう
マンガロマン さん(40代/男性/正社員/既婚)
名無し さん(20代/女性/正社員/既婚)
サチ さん(30代/女性/派遣社員/独身)
悪い
にゃごのすけ さん(30代/女性/専業主婦(主夫)/既婚)
けしこ さん(30代/女性/専業主婦(主夫)/既婚)
riku さん(30代/女性/個人事業主/独身)
かなり悪い
ぷらこ さん(40代/女性/個人事業主/独身)
【アンケート概要】
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2019年01月21日~2019年02月21日