『デビルズライン』とは
花田陵による日本の漫画作品。漫画雑誌『月刊モーニングtwo』2013年5月号から連載中。単行本は、講談社(モーニングKC)より刊行。既刊12巻。人間と吸血欲をもった「鬼」と共存する現代日本。ある吸血殺人事件で大学生の平つかさは、人と鬼のハーフでありながら、「鬼」の犯罪を取り締まっている刑事、安斎結貴と出会い惹かれていく。そしてある陰謀が二人を飲み込み、翻弄していく。人と鬼とは結ばれることはできないのか、吸血欲という欲望と愛する人を守りたいという葛藤を抱え、それに立ち向かう姿を描くダークラブファンタジー。
『デビルズライン』1巻のあらすじ・見どころ
男の人が自分を見ている。景央大学の学生平つかさは、帰宅中自分をじっと見ている視線に気が付き怯えながら、学友の秋村尚太に自宅まで送ってもらっていると、自分を見ていた男が二人の前に現れました。その男の異様な雰囲気に、二人は逃げ出しますが、男の放ったセリフが意外なものでした。『よう吸血鬼』と。男の名は安斎結貴。吸血鬼である「鬼」の犯罪を取り締まっている刑事で、ある事件の犯人を追っていたのです。実は秋村は吸血欲をもつ鬼で、連続吸血殺人を起こしながらも鬼であることを隠し、つかさのことは襲わないように抑えていました。つかさの事が好きで守りたいから、代わりに他の女性を襲うという矛盾に苦しむ秋村を見て、その苦しみを気が付いてやれなかったと悲しむつかさ。
秋村は逮捕され、悲しみに打ちひしがれているつかさを安斎が自宅に送ります。その時、彼女の口の端が切れて血が滲み出ているのを目にした安斎は、とっさに口づけてしまうのです。実は安斎は人と鬼のハーフであり、その日を境に、二人は急接近していきます。安斎のことが頭から消えないつかさ、何故かつかさのことが気になり、家まで訪ねに行ってしまう安斎。次第に二人は惹かれ合い、仲も進展してきます。しかし新たな物騒な事件が起こり安斎の身に危険が迫り、つかさも巻き込まれ、息詰まる展開が繰り広げられていきます。
『デビルズライン』の登場人物
安斎結貴
本作の主人公で、人と吸血鬼のハーフで「鬼」の犯罪を捜査するF班に配属、巡査である。連続吸血殺人事件を追っている時につかさと出会い、その際につかさの血を舐めた。この時が初めての吸血行為だった。本来ハーフであるため吸血欲が低かったのだが、つかさに惹かれていくにつれ、吸血欲が強くなっていく。つかさと出会う前は『鬼と人は別々に生きるべき』と長年の信条であったはずのものが、変わりつつある。
平つかさ
本作のヒロインで、景央大学の学生。安斎と出会うまでは恋愛に興味がなく、誰かを本気で好きになったこともなかった。秋村に告白を受けても、友情以上の気持ちがなかったので、気まずさを感じていた。しかし安斎に出会ってからは恋を始めて知った女性らしいしぐさを見せ、初々しさもありながら、積極的に好意を表す。
秋村尚太
つかさの同級生で、連続吸血殺人事件の犯人。つかさに好意を持ち告白をしていたが、つかさは友情以上の気持ちは持っていなかった。つかさに対しての吸血欲を他の女性に向けて発散していた。
戸田ミワコ
つかさの同級生。秋村との仲をからかったりと、気心が知れた友人。つかさに好きな人が出来たと知った時は、恋愛に興味を持っていなかったつかさだったので、相手が信用できる男性なのかと、心配をしていた。
ジル
安斎の同僚で吸血鬼である。ハリウッド女優なみの美人。安斎に対して、からかったり、嫌がらせもする。グロい場面は苦手らしい。
柳
医者。安斎のかかりつけ医であり、吸血鬼用の鎮静剤などを処方している。ここ最近、安斎の薬の使用量が増え、薬漬けになっている傾向に危機感を感じている。
坂本敏郎
バー・サカキの店主で賃貸経営も行っている。バーは趣味のため、わりと自由に閉店して、安斎たちをもてなす場として使っている。母はアメリカ人で、父が日本人。
『デビルズライン』の世界
吸血鬼
鬼、紅目人種とも呼ばれている生物。人口は都内では1000人ほどで準・絶滅危惧種くらいの数である。生物学上、人に極めて近く、体が変異しない限り吸血鬼同士でも見分けがつかない。体温は人よりも10度ほど低く、感情が高ぶったり吸血欲が出ると、目が赤く染まり犬歯や爪が伸びるなどの変異が現れる。身体能力は人よりも高く、血を飲むことによりケガは治癒し、頭部を破壊しない限り死なない。吸血鬼は人間的かつ本能的であり、人の血をみた瞬間我を忘れる恐怖と常に戦っている。
吸血欲
血を見ると興奮し、また興奮すると血が欲しくなり人に吸血する行為。血をみた瞬間我を忘れ変異し暴走する。吸血された人は死んでしまうこともある。
紅目人種行動指針113条
本人同士の合意と医師の立ち会いがあれば、吸血鬼と人の生殖行為が合法になるという法令。今までは、アドレナリンは吸血鬼を変異させるため、性行為は禁止だった。
F班
沢渡を班長に、安斎とジルが配属している警察組織。吸血鬼「鬼」の犯罪を主に、捜査している。
バー・サカキ
坂本敏郎が経営しているバー。F班が拠点にしている場所でもあり、ここで捜査の打ち合わせや、軽く一杯のんだりと色々な用途で使用している。
鎮静剤
吸血欲を抑えるための薬剤。突発的な事故や怪我などで人が血を流すとその衝動が現れるので、注射器を使用し抑え込む。
『デビルズライン』の感想・評価
とても良い
すみれ さん(20代/女性/個人事業主/独身)
sumi さん(20代/女性/専業主婦(主夫)/既婚)
涼子 さん(20代/女性/個人事業主/独身)
s さん(20代/女性/パート・アルバイト/独身)
良い
シーサイドムーン さん(20代/男性/正社員/独身)
漫画大好き さん(30代/女性/派遣社員/独身)
でびでび さん(30代/男性/正社員/独身)
inoshishiチャン さん(20代/女性/学生/独身)
こむら さん(20代/男性/パート・アルバイト/独身)
ふつう
ケイ さん(40代/男性/個人事業主/独身)
しーらかんすう さん(30代/女性/正社員/既婚)
みさちゃん さん(50代/男性/正社員/既婚)
ふぁん さん(20代/女性/正社員/既婚)
悪い
qq さん(40代/男性/正社員/独身)
【アンケート概要】
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2019年01月16日〜2019年02月16日