漫画『ワイルダネス』の感想・無料試し読み

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『ワイルダネス』とは

『ワイルダネス』は、登場人物のほぼ全員が銃を撃ちまくる、メキシコを舞台にしたアクション漫画である。作者は伊藤明弘。2000年に小学館の『月刊サンデージェネックス』で連載スタートした。2009年、作者である伊藤明弘の病気療養のため休載。単行本は小学館より7巻まで刊行されている。

『ワイルダネス』のあらすじ・魅力

『ワイルダネス』は、ガン・アクションとカーチェエイス、そして、かっこいいセリフがたくさん出てくる漫画です。元私立探偵、大学生ハッカー、家出娘という3人組の日本人がメキシコを舞台に、殺し屋や捜査官から逃げながら銃撃戦を繰り広げます。主人公たちを追うキャラクターも個性豊かです。ガンマニア、ハリウッド映画好き、ロードムービー好き、悪役に魅力を感じる人。ひとつでも当てはまれば、『ワイルダネス』にはまることは間違いありません。

『ワイルダネス』の印象的なエピソード

1巻4話:3人の出会い

『ワイルダネス』には、主人公が3人登場します。3人それぞれ離れた場所で事件に巻き込まれ、お互いに面識はありません。彼ら3人がとうとう出会うのが、この4話なのです。場所はメキシコの片田舎。寂れたホテルに宿をとろうとやって来たのは、主人公の1人、堀田俊生です。堀田は麻薬取締局の捜査官エノラ・コープランドからの依頼で、家出娘の玉珧恵那を探しています。私立探偵を辞めて落ちぶれていた堀田が仕事の依頼を受けたのは、エノラ・コープランドが堀田の別れた妻でもあるからなのです。

ホテルのフロントは、サングラスを掛けた白髪の老人。堀田に宿泊料の説明をします。『一泊70ペソ。前金。エアコンのある部屋はプラス10ペソ。テレビがある部屋はプラス20ペソ、両方ある部屋は30ペソ』老人は誰が来てもこの説明をするのです。70ペソは400円くらいですが、時代を考えると一泊2,000円くらいのホテルなのでしょう。かなり安いです。それに、基本的にエアコンもテレビも付いていません。このセリフだけで、ホテルのレベル、老人のがめつさが伝わります。おまけに、どの部屋を選択するかで登場人物の性格もわかるのです。堀田は普通の70ペソの部屋に泊まることにして、女の子がホテルに来なかったかたずねます。

この辺りにホテルはここしかないことから、堀田は、2日~3日中に恵那が必ず現れると考えているのです。フロントの老人は、情報料として堀田に100ドルを要求します。1万円くらいです。お金を受け取っておいて、自分は目が悪いから大統領が来ても気づかない、という答えでした。この老人には、油断ができません。堀田の次に警官が2人やって来ます。恵那の写真を見せ、泊まっていないかたずねるのですが、老人が要求した情報料は10ペソでした。相手によって金額を変えているようです。

警官の2人組は、2階を見に行くことにします。堀田が降りてきて、警官とすれ違います。堀田は部屋の電話が使えないと、老人に文句を言いに来たのです。堀田は、元妻のエノラ・コープランドと連絡を取ろうとしているのですが、ずっとすれ違いでまだ話せていません。堀田はいつも電話を探しているのです。主人公の1人、芹間喬がやって来て、堀田とすれ違います。堀田は大学生なのですが、恋人のために銀行強盗を手伝い、犯罪組織に追われています。金と、大事な情報が記録されているMOディスクを持っていると思われているのです。芹間は、エアコンのある部屋を選びました。大学生らしいのん気な性格が表現されています。そして、用心のため、老人に金を渡して、自分を訪ねてきた誰か来たら部屋を教えずに自分に電話してくれと頼みます。

恵那がホテルに来て、テレビのある部屋を選びます。警官殺しとして追われている自分のニュースが気になるのでしょう。恵那は、銀行強盗をして逃亡している芹間のニュースも気にしています。凶悪犯と出会うのを怖がっているのです。フロントにいる恵那の後ろを、恵那を探している堀田が通り過ぎますが気づきません。恵那が2階に上がると、自分を探している警官が廊下にいます。驚いた恵那は堀田の部屋に逃げ込み、堀田は恵那をかくまいます。ところが、恵那は堀田の荷物の中に、自分の顔写真があることに気づくのです。

その頃、フロントには芹間を殺しに来た2人組の殺し屋、ヘッケルとジャッケルが来ていました。宿泊料の説明をする老人に、ヘッケルは無言で芹間の顔写真と金を渡します。老人は芹間から金をもらっていたのに、あっさり『305号室』と答えるのです。ところが、305号室に芹間はいませんでした。ホテルには階段が2つあり、芹間はエアコンが効かないと別の階段からフロントに文句を言いに降りてきていたのです。引き返して階段を降りてくるヘッケルとジャッケル。もうひとつの階段からは、恵那と堀田が降りてきます。そして玄関からは、恵那をもう一度探してこいと上司に言われた警官の2人組が入ってきます。全員が、フロントで鉢合わせすることになるのです。

時間が止まり、全員の顔に緊張が浮かびます。堀田、警官の2人組、芹間の4人が腰の拳銃に手を伸ばします。ヘッケルとジャッケル、そして恵那は、最初から拳銃を手にしているのです。一斉に抜かれる4丁の拳銃。銃撃戦が始まります。老人は芹間の車に乗って逃げました。仕方なく、堀田、芹間、恵那の3人は、ホテルにあったボロボロのピックアップトラックに乗り込みます。こうして、3人の逃避行は始まったのでした。お互いに拳銃を突きつけながら。

4巻1話:すれ違いは続く

芹間喬が逃亡生活をすることになったのは、LAの犯罪組織ブロウトン・ファミリーの仕事を手伝わされたからです。ブロウトン・ファミリーの狙いは、対立する組織ゴールドスミス・ファミリーの極秘情報が記録されたMOディスクを銀行の貸し金庫から奪うことでした。強盗団はヘリで逃走しましたが、仲間割れのためヘリは墜落。運良く芹間だけが生き残りましたが、MOディスクのありかはわからなくなってしまいました。それで、芹間はブロウトン・ファミリーの殺し屋とゴールドスミス・ファミリーの殺し屋の両方から命を狙われる事になったのです。一方、同じ時期にゴールドスミス・ファミリーのMOディスクを狙っていた麻薬取締局の捜査官エノラ・コープランドも、芹間を追っています。

ゴールドスミス・ファミリーに雇われた殺し屋は最初4人組だったのですが、芹間と恵那に1人ずつ殺され、今は2人組です。人数が足りないので、地元の不良グループを雇って芹間たちを探すことにしました。酒場に乗り込んで喧嘩を売り、動きのよかったグループを手下にし、他の客を皆殺しにしました。ローゼンマンはその場にいたのですが、エノラたち麻薬取締局の捜査官が街にいることを殺し屋たちに教える書き置きを残して逃げてしまいました。

殺し屋グループは、芹間だけでなくエノラたち麻薬取締局の捜査官も標的にすることにしました。エノラのボディーガードである地元の殺し屋ディーは、芹間を発見したことをエノラに伝えます。そして、芹間と一緒に恵那と堀田がいることを、エノラには知るのです。エノラとディーは、殺し屋に雇われた不良グループに絡まれます。ディーにとってチンピラたちは問題ない相手なのですが、騒ぎを起こすと芹間たちが気づいて逃げ出すからと、エノラに静止されます。しかし、チンピラのひとりが神を侮辱する言葉を口にしたことから、ディーは頭に血が登って銃撃戦を始めてしまいます。ディーは、とても信心深いのです。

エノラは、ディーを残して自分は堀田を追うことにします。堀田たち3人はゴールドスミス・ファミリーの殺し屋に追われ、ピックアップトラックで逃走中です。路地を回り込んだエノラはちょうど通り過ぎるピックアップトラックを見つけるのですが、堀田は気づきません。一旦は拳銃をトラックに向けたエノラですが、叫びながら空に向かって拳銃を4発打ちます。エノラの切ない気持ちが伝わるとてもいいシーンです。

落ち着ける隠れ家を見つけた堀田は、芹間と恵那を残して、電話を探しに出かけます。エノラと連絡を取るために。殺し屋のディーは小学生くらいの子供なのですが、彼の戦闘シーンは見応えがあります。

4巻5話:芹間の見たものとは

恵那は、自分が殺した、殺し屋の幻覚に悩まされていました。ある夜、ドアから入ってきた芹間を、恵那は撃ってしまいます。芹間が幻覚の殺し屋に見えたのです。ショックのあまり夜の荒野をひとりさまよう恵那。殺し屋の幻覚は、ずっと恵那の後ろを付いて歩き、恵那に話しかけ続けます。自分は恵那を殺すつもりはなく、脅しただけだった。それなのに恵那はひどい殺し方をした、と。すべて恵那の心が作り出した幻覚なのですが、幻覚はとうとう、恵那に自殺をするように仕向けます。幻覚にそそのかされて恵那が自殺をしようとしたそのとき、芹間が迎えに来たのでした。

芹間は、恵那がいなくなったことに責任を感じていました。以前、恵那が持っていたビデオテープの映像を見て、警察に追われているのが自分ではなく恵那だったと芹間は気づいたのです。そのことがきっかけで芹間は恵那を疑いはじめました。そして、堀田が出かけている夜、物音に驚いた芹間は恵那に拳銃を向けてしまったのです。そのことが原因で恵那が失踪したと思っている芹間は、一日中恵那を探し回っていたのでした。恵那を探している途中、芹間は民家に車を停め、その家の少女に日本人の女の子を見なかったかとたずねます。しかし、言葉が通じません。少女は家に逃げ帰り、代わりにライフルを持った父親が飛び出してきて芹間は逃げます。そのあいだに、少女は芹間のことを通報するのです。このことが、やがて少女をとんでもない事態に巻き込むことになります。

人を殺したことで悩んでいると打ち明ける恵那。芹間は説得をしますが、恵那には幻覚の声しか聞こえていません。おまけに幻覚は、恵那が昨日の夜芹間を撃ったことを思い出させ、芹間も自分と同じような幻覚かもしれないと言うのです。ついに恵那が自分の頭を拳銃で撃とうとした瞬間、芹間が恵那の拳銃を奪って助けます。拳銃は発射され、芹間は手を火傷してしまいます。芹間が必死で恵那を説得すると、やがて幻覚は見えなくなってしまいました。ケガをした芹間のために、恵那が救急箱を取りに車に向かったとき、芹間の隣にもうひとりいるのがわかるのですが、それが誰なのかは漫画を読んでもらいましょう。芹間は芹間で問題を抱えているのです。

5巻4話:少年暗殺者の苦悩

メキシコ郊外。犯罪組織ゴールドスミス・ファミリーが経営する非合法な製薬施設の警備室に、施設の責任者マクニーリーが走り込んできます。この製薬施設では、新薬の開発をするのに動物実験をしません。いきなり人間で実験をして、莫大な利益をあげているのです。おそろしい製薬施設ですが、ゴールドスミスが町全体を支配しているため今までは事件になりませんでした。ところが、麻薬取締局のエノラ・コープランドが製薬施設を調べるという問題が起きてしまいます。マクニーリーにとって、施設が始まって以来の危機なのです。そんなときに、ゴールドスミスの右腕ベニーが製薬施設の視察にやってくるという知らせを受けました。視察が来る前にエノラの問題を解決したいと、マクニーリーは慌てているのです。

その頃、エノラとディー、ロサンゼルス市警のローゼンマンの3人は、芹間を目撃して警察に通報したというブエンテ氏に話を聞きに来ていました。ブエンテ氏とディーには、なにか因縁があるようです。ブエンテは、芹間の行き先を教えます。少し先にあるダイナーに向かったと。ダイナーというのは、プレハブ式のレストランのことです。そして、娘のマリアはいないことをディーが不審に思って問い正すと、学校に行っていると答えました。ここで、ディーは悟ったのです。ブエンテの娘マリアは、エノラたちをおびき寄せるためにゴールドスミス・ファミリーに誘拐されています。ブエンテが教えた芹間の行き先は、エノラたちを捕まえるための罠なのです。しかし、ディーはそのことをエノラに教えず、3人は教えられたダイナーに向かいました。

車を運転しているローゼンマンが、ダイナーを見つけます。しかし、ディーは地元の住人なので、そのダイナーが2年前に潰れたのを知っていました。目的のダイナーは、もう少し先にあるのです。3人は、潰れたダイナーの前を通り過ぎ、目的地に急ぎます。その潰れたダイナーを、堀田たちは隠れ家として使っていました。ここでもまた、堀田とエノラはすれ違ってしまったのです。これまでエノラに忠実だったディーが、裏切る覚悟を決めるエピソードです。

6巻4話:戦争が始まる

ディーの家で家族が夕食を食べています。ディーとディーの両親、ディーの従姉妹のデニースとデシーレです。従姉妹たちはゴールドスミス・ファミリーの殺し屋で、芹間を殺すために製薬施設に派遣されてきました。2人はディーに仕事を手伝って欲しいと頼みます。一度は断ったディーですが、製薬施設の仕事だと聞くと手伝うことを承知します。囚われているマリアを救うために、製薬施設に乗り込むつもりなのです。

その頃、エノラとローゼンマンは、ヒッチハイクをしてやっと町までたどり着いたところでした。エノラは公衆電話から麻薬取締局のグレアムに電話をかけ、急襲部隊を派遣してくれるよう要請します。ゴールドスミス・ファミリーはエノラが死んだと思っているので、製薬施設に近づくには今がチャンスなのです。グレアムはエノラの夫です。そして、元の夫である堀田に会うためにエノラがメキシコで捜査を続けていることを心よく思っていません。グレアムは要請を断り、エノラに帰ってくるように命令するのでした。

仕方なくエノラは、地元の犯罪組織アルバレス・ファミリーに協力を依頼します。アルバレス・ファミリーは、エノラのボディーガードをしていたディーが所属している組織です。34人しか住民がいない村で、31人がアルバレス・ファミリーという地域密着型の小さな組織なのです。ボスのアルバレスは優しい性格で住民からとても慕われています。以前、ディーがエノラに協力してゴールドスミス・ファミリーの殺し屋を殺したことで、アルバレスの邸宅はゴールドスミス・ファミリーに爆破されていました。エノラはアルバレスに、ゴールドスミスの縄張りを乗っ取らせてやると、話を持ちかけるのです。

芹間たちも製薬会社に乗り込むため、武器の準備をしています。恵那は堀田の様子がいつもと違うことを感じて不安に思っていました。堀田は、ゴールドスミスに対決して負けたという過去がありました。それで、当時の妻エレナをゴールドスミスから守るために、エレナと別れてメキシコで暮らしていたのです。ですが今、堀田はもう一度ゴールドスミスと対決する決意を固めたのでした。

製薬施設では、警備責任者のデイヴィスとゴールドスミスの右腕ベニーが密談をしていました。ベニーが今回の視察の本当の目的は、堀田がゴールドスミスと敵対する気なのか確かめるためだと打ち明けます。ベニーによると、ゴールドスミスは堀田に向かってきて欲しいのだそうです。『ブロウトンにとって犯罪はビジネスだが、彼にとっては道楽だ。だからこそ何より優先されなければならない、というのが彼の考えだ。だから俺がここへ寄越されたのさ』それぞれの勢力が製薬会社を舞台に銃撃戦を繰り広げようとしているのでした。

7巻最終巻2話:国境に向かって

恵那が以前働いていたガンショップに来た、堀田、芹間、恵那の3人。この店の店主が国境を超えてアメリカへ行く方法を知っていると、恵那が言うのです。恵那の持っている拳銃を見て、それは以前うちで売ったものだと店主は言います。恵那の拳銃は、ローゼンマンに襲われたときに彼から奪ったものです。芹間は店主に写真を見せ、拳銃を買ったのがローゼンマンであることを確認します。そして、LAにいる友人にメールをして、ローゼンマンのことを調べてもらうことにしました。どうやら芹間には、裏社会に詳しい友人がいるようです。もともと芹間は、パソコンを使って犯罪行為をしたことがあるという経歴を買われて、ブロウトン・ファミリーの銀行強盗を手伝わされたのです。銀行強盗をする前にも、相当悪いことをしていたのでしょう。

エノラとディーは、芹間たちの捜索を続けています。ディーの考えでは、芹間たちはティファナに向かうか国境を超えてアメリカへ向かうか、ふたつにひとつ。もし判断を間違えば、エノラとディーは二度と芹間たちに会えません。堀田は、恵那を連れてティファナでエノラと合流する約束をしていました。しかし、堀田はエノラが死んだと思っています。ティファナに行く目的がなくなったので、国境を超えることにしたのです。恵那と芹間は、製薬施設での銃撃戦のとき、エノラに会っています。エノラと協力して製薬施設から脱出したのですが、堀田はそのことを知りません。恵那と芹間も、堀田が待ち合わせをしていたのがエノラだと知らないのです。

芹間たちのところに、ローゼンマンの情報が届きました。ロサンゼルス市警のレナード・ローゼンマンは、ブロウトン・ファミリーに雇われた殺し屋だったのです。ローゼンマンはブロウトンの命令で、ブロウトンの妻と長男を交通事故に見せかけて殺しました。しかし、その現場を恵那に目撃されていたのです。これが、恵那が追われている理由でした。堀田はこれからの計画を、芹間と恵那に説明します。まず、国境を超えてアメリカに入る。次に、LAに戻ってゴールドスミスに借りを返す。そして、芹間が持っているMOディスクをブロウトンに渡して、代わりに日本に帰る手配をしてもらう。3人は意思を確認して、日本に帰るために力を合わせることを誓うのでした。

『ワイルダネス』の登場人物

堀田俊生

元私立探偵。その前は、麻薬取締局の捜査官。さらにその前は海軍に所属していた。エノラ・コープランドの元夫である。私立探偵時代、LAを支配する犯罪組織ゴールドスミス・ファミリーと敵対して負けた過去がある。エノラから、玉珧恵那の捜索を依頼される。犬派である。

芹間喬

大学生。コンピューターの腕を買われ、ブロウトン・ファミリーが計画したWN銀行襲撃チームに参加し、ブロウトン・ファミリーとゴールドスミス・ファミリーの両方から命を狙われることになった。WN銀行襲撃チームでのコードネイムは、マットレイである。銀行襲撃以前にも、犯罪歴がある。

玉珧恵那

19歳。父、母、姉を交通事故で失う。叔父は愛知県警本部長である。ローゼンマンがブロウトンの妻を殺害する現場をビデオテープに録画してしまい、命を狙われることになる。ローゼンマンによって、警官殺しの汚名を着せられた。フォルターメイヤーの撮影所で、記録係として働いていた過去がある。

エノラ・コープランド

麻薬取締局捜査官。以前はロス市警にいた。堀田の元妻。現在の夫は、麻薬取締局の同僚、グレアム・レヴェルである。タバコを人からもらう癖がある。仕事柄、激しい戦闘が多いので、すぐにジャケットを痛めてしまうことに悩んでいる。

グレアム・レヴェル

麻薬取締局捜査官。エノラ・コープランドの夫。堀田のことをよく思っていない。WN銀行襲撃事件の捜査中、主任に昇進した。

レナード・ローゼンマン

ロス市警の刑事。ブロウトン・ファミリーの殺し者でもある。ブロウトンの依頼でブロウトンの妻を殺害する際、一緒にいた長男のヒューイも殺害した。その現場を玉珧恵那に録画されたことから、玉珧恵那を殺すために探し回っている。恵那を殺害した際、罪をかぶせるために同僚のドイルをメキシコに連れてくる。しかし、計画が狂い、ドイルを殺して恵那に罪をかぶせた。

パトリック・ドイル

ロス市警の刑事。WN銀行襲撃事件の担当から外される。ローゼンマンと共に、玉珧恵那を捜索していたが、ローゼンマンに殺害される。

ジョエル・ゴールドスミス

ゴールドスミス・ファミリーのボス。事実上、LAを支配している男である。堀田を、二度とアメリカ本土に入ってこないように脅す。

ドナルド・ブロウトン

ブロウトン・ファミリーのボス。ゴールドスミス・ファミリーから、LAを奪おうとしている。父親が、雇った暗殺者にアニメのコードネイムを付けることを、快く思っていない。不倫をした妻をローゼンマンに殺害させた。息子の名前は、ヒューイ、ルーイ、デューイ。

アルフォンソ・アルバレス

アルバレス・ファミリーのボス。地元の住民に慕われている。ファミリーのメンバーは、31人しかいない。エノラ・コープランドに協力したことでゴールドスミスの怒りを買い、屋敷を爆破された。

ディエゴ

通称ディー。アルフォンソ・ファミリーの殺し屋である。エノラ・コープランドと行動を共にする。幼なじみのマリアが好きなようだ。信心深く、神を冒涜する言葉は許せない性格である。

ブッチ

WN銀行襲撃チームのリーダー。芹間をチームにスカウトした。『殺していいのは警官と裏切り者』を、規範としている。チームを裏切り、仲間のダフィー・ダックを殺したため、芹間に射殺される。死んだあとも、幻覚として芹間に付きまとっているようだ。

フリックス

WN銀行襲撃チームのメンバー。ブロウトンから送り込まれたチームのお目付け役である。人質を平気で殺そうとする。アニメが嫌いである。

クリス・ヤング

芹間喬の元恋人。ブロウトン・ファミリーに借金があり、芹間がWN銀行襲撃チームに入るきっかけを作った。WN銀行襲撃を、ロス市警に密告した人物でもある。

ハロルド・フォルターメイヤー

映画監督兼プロデューサー兼ライター。元麻薬王の邸宅に妻と多数の女優と共に住んで、映画の撮影をしている。恵那たちを撮影所で、一時かくまう。

パウエル

フォルターメイヤーが運営する撮影所のカメラマン兼エディター兼スタントマン。元海兵隊員である。英語と日本語を話す。

『ワイルダネス』の世界

マットレイ

アニメ「チキチキマシン猛レース」に登場する犬のキャラクター。独特な笑い声が有名である。飼い主のブラック魔王がひどい目に遭うと笑う。アメリカ本国より、日本での人気が高い。日本ではケンケンと呼ばれている。芹間喬のコードネイムである。

ブッチ

アニメ「トムとジェリー」に登場する野良猫のキャラクター。基本的に黒猫だが、赤毛の猫として描かれることもある。自信家で、喧嘩が強い。主人公トムの親友である。WN銀行襲撃チームのリーダーのコードネイム。

ダフィー・ダック

アニメ「ルーニー・テューンズ」に登場する、黒いアヒルのキャラクターである。ポーキー・ピッグやバックス・バニーとの共演が多い。WN銀行襲撃チームのメンバーのコードネイムである。

DEA

Drug Enforcement Administrationの略。アメリカ麻薬取締局。麻薬の捜査及び追跡を職務とする連邦捜査機関である。エノラ・コープランド、グレアム・レヴェルが捜査官として所属している。堀田俊生もかつて、DEAのアタックチームに在籍していた。

ヨセミテ・サム

アニメ「ルーニー・テューンズ」に登場する、背の低い人間のキャラクター。赤いひげとテンガロンハットが特徴である。WN銀行襲撃チームのメンバーのコードネイム。

フリックス

フィリックス・ザ・キャット。アニメに登場する猫のキャラクターである。WN銀行襲撃チームのメンバーのコードネイム。

バックアップガン

メインの銃が故障や弾切れを起こしたり、紛失したりした場合に使用する予備の拳銃である。通常は、メインの銃より小型のものが用いられることが多い。

LAPD

Los Angeles Police Departmentの略。ロスアンゼルス市警察のこと。特殊部隊SWATは、ロサンゼルス市警察が最初に組織した。アメリカ合衆国で3番目に大きな警察組織であり、モットーは「保護と奉仕(to protect and to serve)」である。レナード・ローゼンマン、ローゼンマンの相棒ドイルが所属している。

フィーデル&ホリタ・プライベート・インヴェスティゲイタ

堀田が私立探偵時代に働いていた架空の探偵社である。堀田はDEAを退職したあと、ちょうど相棒を探していた海軍時代の上官フィーデルに誘われて仕事をすることになった。探偵社の名前は、堀田の加入後に変更されたものである。メンバーは、フィーデルと堀田のほかに、秘書のアニー・Bがいた。

マイク・ハマー

推理小説家ミッキー・スピレインの小説に登場する架空の私立探偵である。大男で、腕力が強く、暴力で事件を解決するのを得意としている。堀田はよく、自分のことをマイク・ハマーではないと言う。

ダブルオーバック

散弾銃の弾の種類。鹿などの中型の動物を狩猟するための弾のうち、直径8.4mmの大きさの弾のことである。バックとは、牡鹿のこと。芹間は、警官にショットガンを突きつけられ『裁判官かダブルオーバックか、どっちに裁いて欲しい』と脅された。

ピックアップトラック

トラックの種類である。キャビンと荷台が一体になっていて、エンジンの上に運転席がないもの。キャビンと荷台が分かれているトラックはボンネット型、エンジンの上に運転席があるものはキャブオーバー型と呼ばれる。堀田、芹間、恵那の3人はピックアップトラックで、常に誰かひとりが荷台に乗って旅を続けている。荷台に乗るのは、順番に交代しているようである。

ダイナー

北アメリカでよく見られるプレハブ式のレストラン。店内には必ずカウンターがあるのが特徴である。『ワイルダネス』には、ダイナーを舞台にしたシーンが数多く登場する。

プロップ

映画で使用する小道具のこと。映画監督フォルターメイヤーは堀田と芹間を助けるため、女優全員に小道具の銃(プロップガン)を持たせて、ゴールドスミスの殺し屋を撃退した。もし、1発でも撃てば空砲だとばれてしまう状況であったが、フォルターメイヤー曰く『演出はハッタリだ。それがすべてだ』ということである。

『ワイルダネス』の感想・評価

ネタバレにご注意ください
感想・評価にはネタバレが含まれる可能性がございます、ご注意ください。

とても良い

突然家出した少女と犯罪者と少女を探す荒唐無稽な物語が楽しいです。ハードボイルドは初めて読むのですが面白くてあっという間に読み終わりました。

 ワイルド大好き さん(20代/女性/正社員/独身)

伊藤明弘先生のドンパチアクションに期待して購入しましたが、その期待にばっちり応えてくれます。時代遅れのハードボイルド探偵、恋人に騙されたハッカー、運の悪い女子大生がアメリカでマフィアの陰謀に巻き込まれて「しっちゃかめっちゃか」な状況に。このカオスを良質なアクションで見事に掻き回してくれる筆力がさすがの一言に尽きます。

 ゆう さん(30代/男性/無職/独身)

ハードボイルドだけれどヒロインはかわいいので、バランスが良いです。

 ビースケ。 さん(30代/女性/正社員/独身)

洋画のようなテンポ。この作者は目指すものがはっきりしているから、おそらく画力がさらに伸びていくと思う。

 くろまめ さん(30代/男性/公務員/既婚)

自分の好きなサスペンスアクションなので文句なく楽しめました。

 マルコ さん(50代/男性/正社員/既婚)

良い

独特の世界観に惹かれましたが、設定が盛り込み過ぎのような気がしました。メキシコが舞台のアクション漫画で、映画にしたら面白そうかもなぁと思いました。絵は綺麗で見やすかったです。

 みらみら さん(20代/女性/個人事業主/独身)

ワクワクして最後まで興味津々で読めました。ストーリーの展開が上手だと思いました。

 ハッピーくん さん(50代/女性/専業主婦(主夫)/既婚)

ハードボイルドな雰囲気がカッコイイです。あと、登場人物の紹介がまるで小説みたい。

 とらお さん(40代/女性/専業主婦(主夫)/既婚)

ふつう

冒頭、ストーリーが文字のみで見開きです。小説風で、そこから始まります。登場人物は、強盗事件グループのマットレイこと芹間喬。家出してアメリカを渡り歩く玉兆恵那。恵那を探し回る探偵の堀田俊生。ガンアクションとカーチェイス満載。アメリカB級映画を思わせます。
 かのじ さん(60代/男性/無職/既婚)
映像的な流れが好きな人はいいと思います。1話読むごとに短編の映画を見てるような気分になりました。作者が好きな人は、読んで損はないと思います。ただ、メインストーリーに行くまでが長いです。喫煙率が高いのも作者の特徴なので、苦手な人は避けたほうがいいと思います。

 真紅のカササギ さん(40代/女性/正社員/既婚)

イラストは若干古い感じがしますが、登場人物たちがそれぞれに魅力を持っているところが面白いです。

 しーらかんすう さん(30代/女性/正社員/既婚)

悪い

あまりすきではありませんでした

 MAA34MAA3 さん(40代/男性/無職/独身)

自分自身はあまり内容に興味を持てなかったため。

 ヤンマガ さん(40代/男性/正社員/既婚)

【アンケート概要】
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2019年02月18日~2019年03月18日

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