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『青みゆく雪』とは
青みゆく雪は、小学館から発行している月刊!スピリッツで連載開始。作者は宇仁田ゆみ、漫画のジャンルはラブコメ。郊外の学生街にある安アパートに住んでいる中国人留学生の青は、同じ大学の日本人女子大生の雪子に拙い日本語で想いを伝えます。
『青みゆく雪 』1巻のあらすじ・見どころ
青みゆく雪は、市街地の郊外にあるとある学生街を舞台とした物語です。第1巻では、その街に存在しているとある老朽化した家賃の安いアパートに暮らしている主人公にスポットを当ててストーリーが展開していきます。
彼の名は青(せい)といい、中国から来た留学生という設定です。この青くんが、留学先の学校で同じ学科に所属している雪子(ゆきこ)という日本人の女の子に一目ぼれして片想いするようになったことがきっかけで様々な登場人物を巻き込みながらにぎやかに話が展開していきます。
中国人ということで、まだまだ覚束ない日本語を必死にやりくりして気持ちを伝えようとする青くんの姿が印象的に描かれていきますが、彼の想いは果たして報われるのかどうか、まったりとしつつも先行きが非常に気になる話の展開となっています。
『青みゆく雪』2巻のあらすじ・見どころ
雪子と交際を始めた青は、言葉の壁で自分の考えを上手に伝えられない事に歯痒さを感じていましたが、その一方で雪子は青となら気持ちがわかり合えるかもしれないと安心し始めていました。アパートの住人が集まってバーベキューを楽しんでいる中、雪子が以前付き合っていた元彼が復縁の為に訪ねてきます。元彼のまどかは再会するなり雪子に復縁を迫りますが、青と交際している事を伝えられます。それでも納得せず数日間、青の部屋に泊まり粘りますが、雪子のバイト先に出向いた際に、分かり合えなかった過去の事を言われ秋田に帰っていきます。その後、青と雪は伝えたい想いと受け止めたい気持ちが一緒なら、乗り越える事が沢山あっても大丈夫だと想いを通じ合わせます。
『青みゆく雪』の登場人物
青くん
青みゆく雪の第1巻の登場人物として取り上げるべきは、何と言っても主人公の青(せい)くんである。中国からはるばるやって来た留学生という設定である彼は、もともとは日本のことが好きでも何でもなかったが、中国の大学に進学する学力にかけていた上に、中国語で読んでいた日本の漫画にはまったことがきっかけで日本に留学することになったようである。
日本語はまだまだたどたどしいが、コミュニケーションに不都合が生じることはほとんどないレベルであり、片想いの雪子に対しても積極的に話しかけては言葉尻がおかしいことを指摘される毎日を送っている。中国人ということで、中華料理の腕前には長けており、雪子や友人に対して御馳走をふるまうこともある。
郊外エリアの学生が多く居住する安アパートに住んでおり、そこには雪子を招いて部屋に入れたこともある。その際、前述のように中華料理を振る舞ったりするなど、いい雰囲気になりそうになったことはあるものの、恋愛に不慣れであることから理性が邪魔をしていまいち積極的になりきれず、彼女からもあきれられるありさまである。今後いかにして彼が雪子との仲を深めることができるかが、ストーリーの展開において重要なテーマとなるであろう。
雪子
中国人の青と恋仲の秋田出身の女性、青と同じ大学に通っている。中国人の青と言葉の壁はあるが不思議とわかり合えている。進学を控えた弟が二人居るので比較的安い住まいを借りてバイトに時間を割いている。
店長
雪子のバイト先の店長、青からはチョビヒゲと呼ばれている。日本語のニュアンスをそのまま受け取ってしまう青を必要以上にからかう。妻と二人の子供がいる。
月玉子
青と同じ大学に通う中国人の同居人。大学の成績は優秀で、日本で就職になった際には日本への留学で世話になった実家への送金を考えている。
南湖
青と同い年だが大学院生なので青からは一応先輩と呼ばれる。日本語の発音が不得意な青が南湖を呼ぶ時は、にゃんこ先輩と言う。
まどか
雪子と同じ秋田出身の元彼、製薬会社に勤めている社会人。ナマハゲ伝道士の資格を持っている。優しくはあるが傲慢で押し付けがましい部分があり、雪子の就職よりも一緒に暮らす方が二人の幸せという考え方の行き違いが原因で別れている。よりを戻すために秋田から会いにやってくるが、傲慢な部分は相変わらずで現在雪子と交際している青に対して失礼な言動を繰り返す。雪子と話し合うが、同じ言葉を使っているのに分かり合えない事が余計に悲しかったとハッキリ言われ、よりを戻す事を一時断念し秋田に帰る。
『青みゆく雪』の世界
年長さん
青みゆく雪の第1巻でキーとなる言葉の一つに、「年長さん」という用語がある。そのままの意味は単に年上ということであるが、主人公の青くんが片想い中の雪子に対して、自分が年上であることを伝える際に用いたことで、雪子が青くんを頼れる異性として認識するきっかけとなることから、物語の展開を大きく動かす決め台詞ということができるであろう。もっとも、自分が「年長さん」であると伝えるまで、雪子は青くんのことを年下と思っていたようであり、自分のことを幼いと思われていたことを知った青くんは人知れずショックを受けたようである。そのような逆境にも負けず、けなげに雪子にアタックを続ける青くんの想いが報われるかどうか、この用語が第2巻以降でどのような効果を発揮するのかと合わせて読者の興味は尽きないところである。
中国語
青の出身国である中華人民共和国で利用されている公用語。日本へ留学している青が興奮したり、実家との電話の際には中国語で話している。青は当然中国語に慣れているので、実家の両親と会話をしている青を見て大人びているように雪子は感じていた。
秋田弁
秋田県で使われている方言。雪子も普段は使わないが相手が秋田弁で話しているとつられてしまう。青は日本語もまだ上手ではないが少しずつ理解しようとしている。
あきたこまち
秋田県名産の全国的にも有名なブランド米。青は米袋が異常にかわいいやつという認識で覚えている。
トリバコウイスキー
ペットボトルタイプでアルコール度数、容量、値段のバランスが良いので青の部屋でも見かける。
トリバコ発泡酒
普段飲みに最適で青達が普段から飲んでいる。まどかが部屋に泊まった際に飲んでいたのも同じ発泡酒。
トリバコビール
特別な日に思い切って買う貴重な存在。青が雪子と飲もうと2本だけ確保していたが月に飲まれてしまった事がある。
二◯加煎餅
幹子が実家に帰省した際に買ってきた博多名物のお土産。煎餅のおまけとしてもれなく、にわか面が同封されている。
『青みゆく雪』の感想・評価
とても良い
りんご さん(20代/女性/パート・アルバイト/既婚)
ヘソナイトガーネット さん(20代/男性/パート・アルバイト/独身)
良い
ハリー さん(40代/女性/専業主婦(主夫)/既婚)
さっくん さん(30代/男性/個人事業主/既婚)
ふつう
そう さん(30代/女性/無職/独身)
名無し さん(40代/男性/個人事業主/独身)
悪い
ももさん さん(20代/女性/正社員/既婚)
【アンケート概要】
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2018年09月28日~2018年10月12日
■有効回答数:100サンプル