『空色動画』とは
空色動画は、講談社から発行している月刊少年シリウスで連載開始。作者は片山ユキヲ、漫画のジャンルは学園漫画。まるで接点が見つからないジョンとノンタとヤスキチ。特徴のまったく違う3人が集まりアニメーション作成を通じて絆を深める。
『空色動画』1巻のあらすじ・見どころ
『空色動画』2巻のあらすじ・見どころ
ある日、主人公のジョンは、ヤスキチが描いたパラパラ漫画をカフェ・ハーティガンで披露しました。仲間達からパラパラ漫画を褒められて鼻高々になり、友人のノンタにも見せました。ノンタは、自分自身が漫画の題材になっていることに怒り、ハーティガンにヤスキチを呼び出します。ハーティガンを訪れたヤスキチにノンタが詰め寄ろうとしますが、間一髪のところでジョンがヤスキチを救出します。そして、「もっとパラパラ漫画を描いてほしい」と懇願しました。ヤスキチが周囲の目を気にしながら描いたパラパラ漫画は、とても面白い作品に仕上がっており、ジョン達に大絶賛されました。この出来事を契機に、ジョンはオリジナルのアニメーションの制作を決意し、奮闘し始めます。
『空色動画』の登場人物
ジョン
父親と一緒にアメリカ移住した経験のある帰国子女の女子高生。小さい時は、淑やかで奥床しい大和撫子のような子だったが、今は天然で自己中心的な性格。実家は横長で大きな旅館のような日本家屋。だが、父親の影響を大きく受けアメリカナイズした部屋に住んでいる。
ノンタ
アマチュアパンクバンドのベーシストをしている女子高生。両親を亡くし、叔母の家に居候している。見た目に反して根は真面目で、フードコートで働いたバイト代の一部を叔母に家計費として毎月渡している。学校では軽音部に所属している。
ヤスキチ
本名は安木千代子、アニメーション製作が大好きな孤独な女子高生。ひそかにジョンに憧れている。人とコミュニケーションを取るのが苦手で、休み時間だけではなく、放課後もいつも一人だけ残って教室で絵を描いているが、家に帰りたくない訳ではない。
シーさん
カフェ・ハーティガンのウェイトレス。時々、女子高生達を助けてくれるサングラスがトレードマークの女性。カフェのマスターに対して尊敬が無い。
オーナー
ノンタがお世話になっているライブハウス・ルビコンのオーナー。洋物ポルノをこよなく愛し楽屋で頻繁に堪能している。
マスター
ジョン達がよく利用しているカフェ・ハーティガンのマスター、独特な髪型が特徴。オシャレな店を目指している。
グランパ
ジョンのお祖父さん。古風な身なりをしている。ジョンには大和撫子のようになってほしいと思っているが、海外への移住でアメリカナイズされているジョンはまったく気にしていない。
『空色動画』の世界
1巻
ハーティガン
女子高生達が溜まり場にしているオープンカフェ。屋外テラスだけでも10席以上完備している。
私立稲妻女子高等学校
ジョン達が通学している女子高。ジョンやノンタは着崩したりアクセサリーをつけたりしているが、大半の在校生は至って普通に制服を着用している。
軽音部
ノンタが学校で所属している部活。練習場所が無いため、防音性に優れている柔道部の道場を軽音部の部員達と一緒に借りて練習している。道場にはエアコンが無いので暑さに耐えられずレンタルスタジオを借りる案をノンタは発案するが、部員の一人が金欠のために中々実現しない。
ルビコン
ノンタがバイト終わりに通っている地下ライブハウス。チケットはワンドリンク制の1100円で提供している。
スライド映写機
写真を見るための光学器械。パラパラマンガを文化祭で公開するため、ジョンはパラパラマンガを1ページずつカメラで撮り写真屋でスライドにしてもらい映写機で上映するつもりだったが、絵の切り替わりが想像よりも遅くアニメーションしないことが原因で断念した。
2巻
芸術至上主義グループ狩生派
芸術至上主義グループ狩生派は、「美しい作品を作り出すことが芸術活動の目的である」と考えている団体だ。所属しているメンバーは、この信念を持って、芸術作品の制作に取り組んでいる。また、リーダーであるレトは、類い希な才能を持っているアーティストとして名を馳せている。