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『転生したらスライムだった件』とは
転生したらスライムだった件は、講談社から発行している月刊少年シリウスで連載開始。作者は川上泰樹、漫画のジャンルはファンタジー。通り魔に刺されて死んだはずが異世界でなんとスライムに転生。相手の能力を奪う「捕食者」と世界の理を知る「大賢者」の2つのユニークスキルを駆使しスライムが第二の人生を歩む。
『転生したらスライムだった件』1巻のあらすじ・見どころ
『転生したらスライムだった件』2巻のあらすじ・見どころ
ゴブリンの集落を守るための街づくりにドワーフの力が必要だと分かり、ドワーフ王国「武装国家ドワルゴン」に向かい裁判を受ける事になったリムルは国外追放となります。リムルと同じく国外追放になったカイジンや弟子のガルム・ドルド・ミルド3兄弟を連れてゴブリンの街に戻ります。一方、冒険者カバル達は街で知り合った仮面の女性「シズ」を同行しながら森の身辺調査を行います。冒険者一行がモンスターに襲われている所をリムルが助け「悪いスライムじゃないよ」の一言で打ち解け、一行はゴブリンの街へ案内される事になります。街へ向かう途中にリムルとシズが同じ転生者で「日本出身」という事が判明します。死んで転生したリムルと違い召喚されて転生したシズの過去を知り、シズの呪いの原因となっている精霊イフリートとの対決にリムルは挑みます。
『転生したらスライムだった件』の登場人物
1巻
三上悟
大学卒業後に大手のゼネコンに入社、一人暮らしの37歳。歳の離れた兄が両親を養っている。後輩の田村に社内のマドンナで婚約者の沢渡美穂を紹介された日に運悪く通り魔と遭遇する。田村を庇う形で命を落とし、スライムとして異世界に転生される。
スライム
三上悟が異世界に転生された姿。暑さ寒さは感じず、岩にぶつかっても自己再生で回復、食事も睡眠も不要で酸素も必要無い。ユニークスキル「大賢者」と「捕食者」を習得している。ヴェルドラを捕食する際に同格の魂の意を込め共通の名テンペストとリムルの名を授かる。
ヴェルドラ
この世に4体のみ存在する龍種の1体と言われる暴風龍、天災級モンスターと恐れられるが意外と話好きで親切。300年前に勇者の「無限牢獄」に封印されてしまい動けなかったが、あるスライムのユニークスキルによって姿が消滅する事と引き換えにスライムの体内に眠る事によって外界へと解放される。姿が消滅したという事実は世界各国に激震が走った。
勇者
見た目はやや小柄でほっそりした体格と真紅の小さな唇、白い肌に黒銀の髪を一つにまとめた可憐な少女のような風貌。300年前にユニークスキル「絶対切断」と「無限牢獄」を駆使してヴェルドラを封印した者。現在の生死は不明。
2巻
シズ
本名が井沢静江という元日本人の女性である。魔王レオン・クロムウェルが召喚した事で東京大空襲で炎上する東京から転生する事になった。召喚時に全身を覆う大やけどを負っていた事からスキル「炎熱操作」と「炎熱攻撃無効」を獲得している。レオンにより精霊イフリートを憑依される事となり、数年間はイフリートとうまく共存していたが仲良くなった少女と子犬をイフリートの暴走で燃やし尽くした事で絶望を知ったのである。レオンの手下として女勇者と対峙し勝負に負けたと同時に女勇者に保護される事となる。その際にイフリートを抑える事が出来る仮面を贈られ、それ以降は仮面を被る事でイフリートの力を制御する事が可能になったのである。リムルと出会い暴走したイフリートを止めてもらう事が出来たのだが、自身の生命力維持にイフリートの力が使用されていた事で急激に生命力が弱る事になる。最期はシズ自らの意志でリムルに吸収される事を望み、シズが所持していたスキルや旅の目的はリムルに引き継がれる事になったのだ。
イフリート
魔王レオン・クロムウェルが召喚した少女シズに憑依させられた上位精霊である。シズから開放されて暴走した際にリムルと対峙する事になったのだが、炎に対する耐性を持つリムルとの相性は最悪でダメージを与える事なくリムルの捕食者によって吸収される事となる。
ゲルミュッド
砂漠で倒れているオークの目の前に現れた魔神である。死にかけのオークに「ゲルド」という名前と食料を与えた謎多き人物だ。
ゲルド
砂漠で生死の境を彷徨っていた時にゲルミュッドに助けられたオークである。オーク・ディザスターとなるためゲルミュッドに「ゲルド」の名前を与えられている。
『転生したらスライムだった件』の世界
1巻
スキル
異世界で何らかの成長を世界が認めた際に稀に獲得できる能力のこと。スキルの中にはエクストラスキルとユニークスキルのような上位のスキルが存在する。
封印の洞窟
300年もの間ヴェルドラが封印されていた洞窟。ヴェルドラの反応が消滅した事により、ブルムンド王国のギルドマスターの命により冒険者が調査にやってきたが入れ違いでリムルが洞窟の外へと抜け出した。
ゴブリン村
封印の洞窟からそれほど遠くない場所にあるゴブリン族の集落。ヴェルドラの消滅により縄張り争いが発生し、近隣に潜む牙狼族からの襲撃に怯えていたがリムルが手助けをする事で大きな被害を受けずに済む。
ゴブリン族
小さめの等身で戦闘には不向きな種族。ヴェルドラの消滅で加護が無くなったことにより、牙狼族からの蹂躙を恐れていた。
牙狼族
好戦的でゴブリンの村を滅ぼしてジュラの大森林への足がかりを作ろうとしている。鋭い牙を持つ狼の種族で、プライドが高くゴブリンやスライムを牙狼族よりも下等な種族だと認識している。
2巻
テンペストウルフの召喚スキル
魔物であれば誰でも使いこなす事が出来る固有能力の1つ「思念伝達」とテンペストウルフが持つ影から影へと移動する「影空間」を合わせたスキルである。強く念じる事で自身の影からテンペストウルフを召喚する事が出来る能力となっている。
イフリートの呪い
魔王レオンがシズに与えた呪いである。シズの体に憑依させられたイフリートは常にシズの体を乗っ取ろうとしており、シズの意識がなくなった際にはシズからイフリートへ変身し暴走を開始する。炎系の上位精霊で分身等のスキルも使用し、炎耐性がある事を忘れているリムルを一瞬圧倒する事に成功している。イフリートと心を通わせる事が出来ればシズの繰り出す炎系攻撃の威力は数倍になり寿命もさらに伸びていただろうというヴェルドラの推察がある。
リムルの人化
シズを捕食者で吸収した事で得たスキルである。スライム時はない資格・聴覚といった能力の使用が可能となる。人化している場合でもイフリートのスキル「分身体」を使用する事も出来、性別を自由に変える等も行える。しかし、魔力感知で周囲の状況を把握しているスライム時と比較すると自分の目で確認する必要がある事から視野が狭くなったとデメリットも感じているのだ。